気付いてくれてたのかな? 私の気持ちに
何もないところでつまずくのも そう
ほっぺがすぐ赤くなるのも
あなたに 気にして欲しかったからだよ

星降る夜には 白い吐息に願いこめて

真っ白な雪
大きなあなたの背中の後ろに ぴったりくっついて
長い下り坂 スピード上げてソリは
シュプール描いて 二人丘を下る
はしゃいで揺らす 木々をギリギリすり抜けて
ハナウタ交じりの吐息に ハモる くしゃみ

こんなたわいもない日々が 続くと思ってた
空が数回転してはぐれた星

夢だったのかな あなたがいたのは
少し大きなカップも 香り残るマフラーも
みんなは笑顔で 首を横に振るのだけれど
ねぇ どうして
泣きべその夜は 揺れるキャンドルと踊る

大きな口 笑うと
細長くなるけどクリクリの瞳
全部好きだった 粉雪の中この思いの行き場探す
膝をついたわたしに 寄り添うノラ
零れ落ちる涙は 雪を春色に溶かし
笑顔のまま あなたが手を差し伸べる
流れていく星 引き止めることはできないから
このまま見上げていよう

「もう一度・・」

真っ白な雪
大きなあなたの背中の後ろに ぴったりくっついて
長い下り坂 スピード上げてソリは
シュプール描いて 二人丘を下る
流れていった星 解けた瞬間から
雪が入ってきちゃうから ずっと忘れないように
あなたのブカブカの長靴履いて
てっぺんまで 追いかけっこしよう

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