お願いだから嘘はやめて…もう傷つきたくないから
貴方との恋…これを最後にしたいから…


何も考えるような事じゃないでしょ…?
気持ちが冷めた時は、そう言えばいい…


二人並んで、手を繋いで、歩幅を合わせて
笑い合って、たまの意地悪に顔を顰めて…


心が和む様なそんな時間を
お互いに過ごせてると、そう信じてた…


あの時、無造作に脱ぎ捨てられた貴方の靴
その隣りに私の知らない靴…
怒りも込み上げる悲しみにも気付けないまま…
楽しそうな貴方の声を聞いた…


涙が零れぬ様、空を見上げたのに雨粒の痛さが心に棘を…
嗚呼、結局涙が頬を伝う…貴方の気持ちが何もわからない
この雨が私の全てを流してくれても…


私の最後の恋がこんな形で終わっても
愛してたから、貴方を怨まない…
それでもやり場の無いこの気持ちはどうしたらいい?
嗚呼…戻りたい…
偽りの幸せを感じる事が出来たあの頃が…一番良かった…


何も気付けぬ程、馬鹿で居たかった…
目の前の現実を受け入れられぬ位に・・

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