僕が歩く街の色は、僕のせいで白く濁ってた。
いつもの街、いつもの場所、だけど違う。
何も聞こえない。
静けさで耳が壊れた。
明かり消した夜空が凍りついて落ちる。
そして冷たい水が僕を溺れさせる。
そんな感情なんて何も無いのに。
存在なんて消えちゃうのに。
段々、だんだん遠くなって、頭ん中真っ白になって、この手伸ばしてたんだ。
降り積もる砂のような雪。
空を舞う僕の声、誰にも届かない。
あの日の君の顔、冷たく泣いている。
そんな感情なんて何も無いのに。
存在なんて消えちゃうのに。
段々、だんだん遠くなって、頭ん中真っ白になって、この手伸ばしてたんだ。
君の冷たい手が脈を打たなくなる。
感情なんて殺して、存在なんて殺して。
早く消えてしまおう。
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