夏空の下にぼんやりと
見えている夢の破片を
草むらを掻き分けて
探す君のいつもの口癖は
「大人はずるいよ
この先僕が傷つく ほとんどの事を
すでに知っていて簡単に
見下すだけなんだから」
未来へのヴィジョンは
いつも希望で溢れ
未来へのヴィジョンは
いつも途中で途切れ
正しいものなんてないって
主張した少年はすぐにはじかれ
翌朝、彼は雑踏で人を殺した
痛む痛みはいつのまにか
培ったそれとは全く異なり
輝く刃はきまって
明後日の方向を切り裂いた
心は心は 感じる事しか出来ずに
ぷらさげられて
こんな世界が間違っているように
見えているおまえは
いかにも分別のある
立派な人間なんだろう
僕は何を思えばいい
僕は何を捨て去ればいい
ただ一つ言えることは
俺達は死ぬために
生まれてきたんじゃない

良くできた答えは
そう丸ばかりの集合体で
中身はまったく空洞
風がするりと吹き抜けた
おまえはまだあのときのことを
覚えているのだろうか
そして望むべき未来は
俺に何を見させてくれるのか
僕は何を思えばいい
僕は何を捨て去ればいい
夏草のVISTA 薄汚れのVlSTA
腐った俺の眼に空が青く見える
腐った俺の眼に未来が永遠に見える
彼は愛された? 彼は愛された?
彼は愛された? 彼は愛された?
彼は愛された? 彼は愛された?
彼は愛された? 彼は愛された?
彼は愛された? 彼は愛された?
彼は愛された? 彼は愛された?
彼は愛された? 彼は愛された?
彼は愛された? 彼は愛された?

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