2012-03-20
【GRANRODEO】GRANRODEOのライヴの熱気を丸ごとパッケージ!
昨年10月の日本武道館公演を丸ごと収録したライヴDVDをリリース。特典DISCにはその武道館へとつながる2011ZEPPツアーの模様とドキュメントを収録。ライヴでこそ発揮される、GRANRODEOの魅力が詰まった映像作品だ。
──ライヴDVD『GRANRODEO LIVE 2011 G6 ROCK☆SHOW ~SUPERNOVA FEVER~』は、昨年の武道館ライヴを収録した本編と、ZEPPツアーのドキュメント収録の特典DISC合わせて5時間強!
e-ZUKA「さぞ観るのが苦痛だったでしょう(笑)。」
──ハハ、本編は2時間50分ありましたよ。
KISHOW「それだけの時間、ライヴをやってたってことで。うわ~、そんなにやってたんだ~。」
──そもそもライヴDVDって、GRANRODEOにとってはどういう作品ですか? アルバムを出すのとは気持ちが違うと思いますが。
KISHOW「ライヴは生もので、瞬間のエンターテインメントなんです。やっているほうは渾身のライヴをやった!と思っても、終わった瞬間にはもう過去のものになっている。そこには一抹の儚さを感じたりもするけれど、こうして映像になると何度も楽しめて、それはそれで良いなと思うし。会場に足を運べなかったファンの人たちにとっては、ちょっとでもライヴの臨場感を味わってもらえるのがうれしいですね。」
e-ZUKA「そのライヴによって歌や演奏がどんどん変わっていくから、それを観るのも楽しいと思います。CDはその時点でもう完成されている気分だけど、ライヴだとその時のエネルギーとか、その日の気分でアレンジを加えたくなったりするし。」
──では、今作での観どころは?
KISHOW「メドレーのコーナーで、早着替えみたいなところがあって。ダンサーに囲まれて、パーカーを着せてもらうんだけど、実はアレ、表裏が逆なんですよ!」
──全然気付かなかったです(笑)。
KISHOW「僕も本番中はまったく気付かなくて、終わってから言われて、そうだったの!って(笑)。あとは、アコースティックのコーナーで、チャップリンの「スマイル」という曲のフレーズを、ちょっと入れているところとか。去年はいろいろあった中で、ちょっとでもハッピーやスマイルを届けたいという熱い想いもあって、e-ZUKAさんのアイデアだったんだけど、リハでやったら…。」
e-ZUKA「スタッフが“その曲知らない”って(笑)。まぁ、若い人は知らないですよね。ジャンボ・マックスを登場させたい!って言った時も、みんな知らないって言うし。」
KISHOW「それは、俺も知らなかったけど(笑)。まぁ、見返してみると、一昨年リリースした『GRANRODEO 5TH ANNIVERSARY LIVE AT 武道館~G5 ROCK★SHOW~』と比べて、今回のほうが楽しそうに見えますね。楽しそうにやっていれば良いってわけでもないんだけど、1回目の武道館を踏んでの2回目の武道館だったので、ふたりとも思うところがあったんです。それに体調が絶不調の中、それを押してもこれだけのパフォーマンスができるボーカリストのすごさっていうの? あ、それは書かなくて良いですよ、自慢げに聞こえちゃうんで(笑)。」
──(笑)。絶不調だったんですか?
KISHOW「前日熱が43度だった。でもそれが…何と本番に強い男、あ、これも書かなくて良いですから(笑)。」
──前の武道館のDVDも合わせて観ると違いも楽しめる。“日本一でかいライヴハウス武道館”というMCは、恒例ですか?
KISHOW「前も言ってましたね(笑)。だから、DVD観た人は“また同じこと言ってるよ!”って突っ込んでください。」
──きっと次もまた言うんでしょ?
KISHOW「言いますよ。武道館の度に言います!」
e-ZUKA「DVDでその言葉を聴いた人は、今度は生で聴きたいと思ってほしいね。それで武道館に行ったら行ったで“言わねーのかよっ!”っていうのもアリっていう(笑)。」
──e-ZUKAさん的には、2回目の武道館はどうでしたか?
e-ZUKA「さっきKISHOWが言ったように、1回目の時は最初で最後くらいの気持ちで緊張もあったし、武道館のサイズを意識しすぎていた。2回目は、ほんと打ち上げパーティーみたいな感覚だったかな。和民ってこんなに広かったっけ?みたいな(笑)。」
──ダンサーが数十人出て来ましたね。
e-ZUKA「ツアーが始まった当初は節電意識もあって、あまり派手なことはやれないと思ったんです。それで、みんなで楽しめて前向きになれることは何かと考えたら、やっぱりマンパワーだと。とりあえず人を増やそうってことになって(笑)。」
──夏に日比谷野音もあるので、そこに向けての予習の意味も込めて観てほしいですね。
KISHOW「うちはコール&レスポンスが多めなんで、特に。」
──「Go For It!」では“IGPX”のかけ声が。
KISHOW「あれは、やらないと引っ込み付かないんです(笑)。またかと思うやつもいると思うけど、期待して来てくれている人も多いんで。僕らはツアーでそれをほぼ毎回やっていたとしても、お客さんにはその一回だけですから!」
e-ZUKA「お客さんのためだけにやってます(笑)。」
──でも、でかいところとライヴハウスと並行して続けられているのは、すごく良いバランスですね。
KISHOW「そうですね。このくらいの感じでツアーをやりながら、最後は一発ドカンとでかいところで締め括るという。そういうスパンでこれからもやっていけたらと思いますね。」
──もちろん今年後半も武道館を。
KISHOW「あったら良いと思うけど(笑)。」
e-ZUKA「いつまでもあると思うなよってことで(笑)。そういう気持ちで一本一本を大切にやって行こうかなって。お客さんも、今観ないと次があるとは思うなよ!みたいなね。だから、DVDを観たら、次はぜひライヴに足を運んでください。」
取材:榑林史章
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