2014-08-20
カスタマイZ、俺たちの現状が詞になっている楽曲たちです
メジャーデビューを目指すカスタマイZ。8月27日リリースのシングル「Life and death」と収録曲「うたいたい歌」はテレビアニメ『少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR 49-』のエンディング楽曲であり、全力で進もうとする彼らの姿にも重なるものがある。
──まず、個性豊かなメンバー4人の性格を教えてください。
DAICHI「HIROKIは優等生キャラなんですけれど、現場にも本や勉強道具を持ち込み、生活でも真面目です。俺たち3人がうるさくても、HIROKIがまとめてくれますね。」
GORO「でも、ライヴになると優等生なイメージとは真逆に、すごく積極的なパフォーマンスをします。かけているメガネをいつも吹っ飛ばしていて(笑)。」
HAMA「ギャップがあるよね。」
HIROKI「ヘッドバンギングをすると、メガネがポーンって取られちゃうんです。それで時間のある時にかけて、また飛んで…の繰り返しです。」
──同じリズム隊のDAICHIさんは?
GORO「とにかく破天荒。でも、的確に面白いことを言います。」
HIROKI「面白い性格だよね。」
GORO:「HIROKIと性格が真逆なので、ふたりが合わさった時が一番うるさいです。あと、ドラムは顔で叩くんですよね。叩いている時はカッコ良くて、魂が入っています。」
──GOROさんはツンデレ男子だそうですが。
DAICHI「見た目がクールなんですけれど、中はヤンチャな子供魂が残っていて。だから、ツンデレッドに至ったのかなと思います。よく分かんない虫でも触っちゃったりとか。」
GORO「そんなことないだろ(笑)。まぁ、虫は好きですけど。」
HIROKI「先輩なんですけれど、あまり年上って感じはしなくて。その分、バンドとしてはひとつになっていると思います。」
DAICHI「あと、GOROはすごく努力家なので、ギターを常に触っていて、そういうところは尊敬できます。」
──そして、優雅な雰囲気で鏡を持ち歩くHAMAさん。
DAICHI「HAMAは謎が多いというか…。楽屋とかまでは分かるんですけど、私生活までは知らないので。」
GORO「お風呂も電気を消して入ったりするらしいですよ。」
HIROKI「さっきも僕とGOROと一緒に歩いてきたんですけれど、急にHAMAが急に立ち止まったので“なんだ?”と思って見たら、鏡に映った自分を見ているんです。」
GORO「鏡以外でも自分が映る窓とかも見ているよね!」
HAMA「今、(手元の)サングラスに映った自分を見てた。」
HIROKI「ちょっと! インタビューに集中して(笑)。」
DAICHI「ただ、そういったところはいい意味でリスペクトできる部分でもあるし。ヴォーカルとしては大事ですから。」
──そして“メジャーデビューしたい”シングル「Life and death」は聴いているだけで元気の出る曲でした。
HAMA「この曲の詞は今の俺たちの現状を歌詞にしているんです。だから、感情移入をしやすいというか。」
GORO「この曲はテレビアニメ『少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR 49-』のエンディング楽曲にもなっているんで、物語の内容とも歌詞がリンクしていて。だから、俺たちの現状ともアニメの内容ともマッチしていて、ふたつの楽しみ方ができる作品です。」
DAICHI「“生と死のはざま”は、それぞれの人にあてはまるものがあると思うんです。高校生だったら受験とかありますよね。それと置き換えて聴いてもらって、元気になってもらえればいいな、と思います。」
── みなさんが全力で走っているMVも見応えがありました。
DAICHI「走るシーンの撮影は、その場で走らなきゃいけないんですね。でも、HAMAは走り慣れていないので、右手と右足が一緒に出ちゃって(笑)。」
HIROKI「バスケは得意なのにね。ボールを持たせると動きが俊敏になって、相手をかわしたりするんですけれど。なくなると、何かおかしくなってしまって。」
DAICHI「ボールはHAMAにとってサングラスみたいなものかな。普段はサングラスがないと落ち着かないんでしょ?」
HAMA「うん。ボールの存在も同じかもしれないね。」
──あと、MVではGOROさんは壁をぶち破っていましたね。
GORO「壁を破るシーンでは、思った以上に壁と壁の感覚が狭くて、ちょっと怖かったです。でも、今までやったことがないので、爽快でした!」
HIROKI「僕はベースの弦をゴムに変えるというシーンがあって、そこを撮影したのが印象に残っていますね。GOROはパスタを弦に変えて、DAICHIが大きいせんべいをバッて叩いたりして。見ていても面白かったです。」
──2曲目は「うたいたい歌」。前半と後半で雰囲気が変わるところが印象的でした。
GORO「イントロはクールな感じだと思ったら、サビですごくさわやかになって。俺たち的にも斬新だなと思いました。」
HAMA「この曲も俺らの今の状況を歌詞にしてくれました。だから、辛い時にこの歌を聴けば、元気になります。」
DAICHI「ドラムがずっとキックを4つ打ちで踏んでいるので、8ビートのロックというよりはノリノリで。クラブ的な要素もありますね。」
──3曲目の「My Juliette」は、どこか大人っぽいですね。
GORO「これはHAMAにぴったりの曲って感じがしますね。」
HAMA「ちょっとセクシーさのある曲ですね。途中で《愛してる》ってセリフがあって、色っぽい感じになっています。」
DAICHI「ライヴでこういうふうにしたら、というイメージがどんどん出てきた曲なので、実際にやるのが楽しみです。」
──最後に、カスタマイZのこれからの目標を教えてもらえますか?
HIROKI「まだ仮契約中という正直シビアな状況ですが、これは超えないといけない壁だと思います。あと東名阪ツアーが決まったので、そこにも向けて、メンバー一丸となってクリアしていきたいと思いますね。」
HAMA「俺たちの最終目標は世界一のアニソンバンドになることです。メジャーデビューして、さいたまスーパーアリーナを超満員にしたいと思ってます。“アニソンバンドって言えば、カスタマイZ”と誰にでも言ってもらえるように頑張ります!」
取材:桂泉晴名
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