2014-09-03

WHITE ASH 、自分たちがカッコ良いと思うものを貫き通す

 WHITE ASHのニューシングル「Hopes Bright」は表層的な熱さではなく、心の奥底、体の芯に火を付けるグルービーな曲調で聴き手を撃つ。なぜ今、この曲調をぶつけるのか? のび太(Vo&Gu)が明快に答えてくれた。

──先日メジャーデビュー1周年記念ワンマンライヴ(7月19日@下北沢SHELTER)を観させてもらいました。あの日はライヴも会場もめちゃくちゃ熱かったですね。

メジャー第一弾シングル「Velocity」のツアー初日が下北沢SHELTERで、約1年振りにまた同じところでやれて良かったなと。昨年出た新しいアルバム(『Ciao,Fake Kings』)のファイナルがSHIBUYA-AXで、それからSHELTERという流れなので、ライヴハウスってお客さんと距離がこんなに近いんだなって、その雰囲気を感じられたのは良かったです。メジャーから僕らを知る人も増えただろうし、メジャーに行ってもいい意味で自分たちは変わらずにいられたな、というのを確認できました。

──ライヴ自体も楽しんでる様子が伝わってきました。

そうですね。いろいろ考えてた時期もあったけど、今は楽しむことが大事だなと。SHELTERは自分たちが一番楽しんだと思います。

──この1年間を振り返って、どうですか?

こういうMVを撮りたいとか、やりたいことがやれるようになってきた。曲に関してはシンプルかつカッコ良いもの、というバンドのコンセプトは変わらないですからね。この1年はシングル、アルバム含めて、たくさん曲を作ったなと。

──大きな壁にぶつかることもなく?

基本的に悩むことはないです(笑)。楽観的なので、自然と出てきた曲をリリースできました。

──ライヴのMCで“いろんなことがあった”と言ってましたが、あれは?

メジャー第一弾シングル「Velocity」収録の「After All,Life Is Picnic」という曲で、プロデューサーの佐久間正英さんからいろいろとアドバイスをもらったんですよ。その曲はいい日もあれば悪い日もあるけど、人生をピクニックみたいに楽しんでいきたいという内容で。この1年間に佐久間さんは亡くなってしまったけど、佐久間さんと一緒にやった曲はずっと残るので、あのタイミングで一緒にお仕事できて良かったなと。

──なるほど。ちなみに今作の表題曲と「Faster」をライヴでやってましたが、すごく盛り上がってましたね。

特に「Faster」はライヴを意識して構成やリズムを組み立てたし、「Hopes Bright」は自然と体が動くようなグルーブを大事にして作ったので、そこがしっかり伝わったなと実感できましたね。

──そんな今作のシングルは、どんな作風にしようと?

もともと「Hopes Bright」はモード学園のTVCMソングとして書き下ろした曲で、最初に絵コンテをもらった時にパッとサビが思い付いて、それからイメージを広げました。今回は全体を通してグルーブが感じられる作品にしたかったんですよ。今までのシングルは“これぞWHITE ASH!”みたいなリード曲、ちょっと聴かせるミドル・チューン、みんなで盛り上がれる曲、とバラエティー豊かなところを意識していたので。今回はテーマ性を持って作ったほうが自分たちとしても新しいことに挑戦できていいなと。最近僕がよく耳にする音楽は、グルーブが足りないなと思ってて、今僕が聴きたい曲がグルーブのある曲だったんです。僕は常に自分が一番カッコ良いものを作ってる自信があるし、シーンをひっくり返すことにも意欲的だし、ロックシーンに流行はあるけど、それに乗るのが嫌なんですよ。自分たちがカッコ良いと思うものを貫き通すことが、本来のロックバンドとして大事な姿勢だと思うから。今回の作品でそれを提示したいなと。

── “Hopes Bright”という曲名だけ見ると、明るい曲調をイメージしがちですが、それをいい意味で裏切られました。

この曲はモード学園の入学募集CMに流れるから、それを機にモード学園に興味を持ってもらって、自分が本気になれば自分の人生を変えることができるんだよ、ということを言いたくて。あと、WHITE ASHのイメージとして、ダークさ、ギラッとしてる感じ、そこを気に入って僕らを選んでくれたのかなと思ったので、自分たちらしさを中心に置いて、モード学園側のアイデアを取り入れました。

──表題曲は全編日本語詞ですね?

タイアップというのもあるけど、日本語が出てきた(笑)。絵コンテを見てたら、サビが日本語で出てきたので、リード曲で全部日本語はなかったけど、“あっ、できるじゃん!”って。

──曲調や歌詞を含めて、明るく“頑張れよ!”と声をかけるわけじゃなく、内側から滲み出るような情念を感じます。

僕らがやりたいことをやって突き進む背中を見て、あんなに好きなことをやって結果を出す人たちがいるなら、自分たちもやれる!と思ってもらえるのが理想です。曲にメッセージ性はあるけど、一緒に頑張ろう!という感じでもないし、僕らは僕らで突き進むから、後は君次第だよって。

──ただ、最後の歌詞で《運命を変える君が 僕らの明るい希望》と歌ってますよね?

自然とあの言葉が出てきたんですよ。だから、こういうふうに言いたかったんだなと。君次第と投げてるけど、僕はやれると信じてるよって。

──そんな人たちが増えてくれたらいいと?

反発はあるだろうけど、そのほうが活性化する気がするんですよ。もっとハチャメチャな人が増えたらいいですね。

──そういう意味ではWHITE ASHなりのワル感も出てますね。他の2曲に関しては?

「Hopes Bright」を軸にどういう曲が並んだら、ひとつの作品としていいかなと。で、「Hopes Bright」よりテンポを落としたグルーブのある曲、もうひとつはライヴ向けの曲を作りました。今のWHITE ASHの最新形、ダーク・グルーブを出せたと思います。

取材:荒金良介

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