2016-03-14
Daiki インタヴュー
2015年12月を持って、自身がヴォーカルを担ってきたLOST ASHが解散。今年に入り、ソロアーティストとして活動を開始したDaiki。1月より彼は、アコースティックなスタイルでライブ活動をスタート。3月9日(水)に渋谷REXで行なわれた初のワンマンライブから、バンドスタイルでもステージングを行ないだした。Daikiが今どんな心境でライブへ向かっているのか、その想いを、ここへ記そうか。
TEXT:長澤智典
僕がライブを通して一番に伝えたいのが、「生きること」頑張ること」その尊さをしっかり伝えてゆくことなんです。
――昨年12月にLOST ASHが解散。今年1月よりDaikiとしてソロ活動をスタート。早い動きを示してきました。
Daiki 今年頭からすぐにソロアーティストとして動き始めましたからね。実質、人前で歌ってない時期は1ヶ月程度でしたが、それでもすごく長く感じていたほど。LOST ASHとしての活動を6年間続けてきた影響も大きかったんでしょうね。ステージに立ってない自分の姿が考えられなくなっていた。それもあって、早くステージに立てる環境を作ろうと、最初は弾き語りというアコースティックなスタイルでライブ活動を始めました。
――弾き語りという姿勢が潔いですね。
Daiki それにも理由があってのことなんです。
――それは、どういう理由が??
Daiki 少ない音数を背にしながら、まずは自分の歌声を丸裸にし、どれだけ歌声や歌詞をダイレクトに届けられるのかを自分自身で確かめたかった。
もちろん、バンドサウンドを従えるからこそ生まれる躍動感や説得力もわかっています。だけど音に包まれるのではなく、自分の裸の歌声だけで、どれだけの人たちの心を揺さぶれるのか??。それを自分でも知りたかった。なので、アコースティックなスタイルでのライブはこれからも定期的に行い続けますし、すでに年内は「毎月ゾロ目の日には幡ヶ谷36°5を舞台にアコースティックワンマンライブ」を行い続けることも発表しました。
――バンドではなくソロとして活動を始めることも、今のDaikiさんには必要なことだったんでしょうね。
Daiki 自分自身を成長させてゆくためにも必要なことでした。バンド解散後にソロという道を選択したことにも迷いはなかったと言いますか。最初から、その道を選んでいました。
――音楽性も、バンド時代とは変わってきていません??
Daiki 今、Daikiとして歌っているのは、どれもシンプルでわかりやすい曲ばかり。僕がライブを通して一番に伝えたいのが、「生きること」「頑張ること」その尊さをしっかり伝えていくことなんです。何より、僕自身が夢を抱きながら活動してゆく姿を提示していくことで、その姿に触れてくれた人たちにも、同じ「夢に向かう気持ちの大切さや、その行為自体がとても素敵なこと」だというのを感じてもらえるはず。
僕は、Daikiのライブに足を運んでくれるファンのことをファミリーと呼んでいます。僕は、ファミリーたちが胸に抱いてる想いも応援してあげたい。僕の歌が、少しでもファミリーたちの背中を押すきっかけになれていたら、そんな嬉しいことはないですからね。
「君というのは私のこと??」と思ってくれるのであれば、そんな嬉しいことはない。
――Daikiさんって、「君」と「僕」という関係性を通して想いを届けることが多くないですか??
Daiki もちろん、楽曲には作り手側の想いもありますけど。何より、音楽は聞く人たちのものだとも思っています。「君」となる受け取り手側の人が、「君というのは私のこと??」と思ってくれるのであれば、そんな嬉しいことはないですからね。
僕は、Daikiの音楽に触れてくれた人たちの中に少しでもいい、それを力に変えてゆける爪痕を残していきたい。その想いを抱きながら活動をしています。
――その曲調がなんであれ、Daikiさんの歌からは「触れた人を包み込むような優しさや温もり」を覚えます。
Daiki 自分の心を丸裸にして想いを伝えてこそ、僕は「人の心を打つ音楽」になると思っています。Daikiとして目指しているのが、「バラードを聞いて感動の涙を流すのは、もちろん。アッパーチューンでも大泣きするくらい心打つ楽曲」を音源やライブを通して届けること。それを僕は理想に掲げながら、今はアコースティック/バンドスタイルと2つの姿を持ってライブ活動を続けています。
――ライブ活動も、コンスタントに行っていますよね。
Daiki 先にも触れましたが、「毎月ゾロ目の日にはアコースティックスタイルでのワンマンライブ」を年内毎月行えば、「バンドスタイルでのワンマンライブも、4月以降11月まで、下北沢MOSAiC/名古屋SOUNDNOTEを舞台に計6本」決めています。その合間にも、アコースティックスタイルやバンド編成など、出演するイベント形態に合わせた形でのライブ活動は行い続けます。
――現状、ワンマンを軸に増えた活動というのもファンには嬉しいことじゃないですか??
Daiki やはり、長い時間を通してDaikiの音楽を味わっていただきたい。正直、ソロとして活動を始めたばかりという理由もあり、動員面でもまだまだです。だからこそ、定期的にワンマン活動を行い一緒に想いを分かち合うファミリーを増やしながら、近いうちにライブハウスをギュウギュウにするくらいの環境を作りたいなと思っています。
僕は今「Art Rock」という言葉を掲げています。そこには、「様々な音楽を自身に取り込み、それをDaiki流の音楽として表現してゆく」想いを込めてのことなんです。
――Daikiさんのライブでは、何時もカバー曲もメニューに組み込んでいません??
Daiki 名曲と呼ばれる歌たちって、何時の時代の中でも人の心を揺さぶってくれる。そういう曲たちを歌いながら、言葉やメロディーの持つ魅力をみずからに取り込んでいきたい。
僕は今、「Art Rock」という言葉を掲げています。そこには、「様々な音楽を自身に取り入れ、それをDaiki流の音楽として表現してゆく」想いを込めてのこと。名曲と呼ばれるカバー曲を歌い、それを自分なりの解釈で歌うことも、Art Rockの精神にすごいピッタリだなと思っているからこそ表現していることなんです。
――現在、「ライブ会場/通販」限定という形でPhotobook付DEMO CD『Daiki's LIFE』シリーズも発売中です。
Daiki ちょうど今ライブ会場で販売している『Daiki's LIFE vol.3』には、『kimi』と題した楽曲を収録しています。この歌は、昨年3月末に他界した仲間に贈った歌。彼は、芝居・音楽パフォーマンス集団でメジャーデビューした後、脱退し俳優として独り立ちする夢を持って頑張っていました。互いに似た境遇にいたからこそ、話しててもわかりあえることも多ければ、一緒に夢を求める力を分かち合うことも出来ていた。その彼が急に居なくなってしまった。そんな彼にどうしても想いを届けたくて作ったのが、タイトルにも彼の名前を冠した『kimi』なんです。
――その想い、ぜひみなさんも会場で手にしていただけたらなと思います。これからもDaikiさんとは、ライブ会場にさえ足を運べば接していけるわけですよね。
Daiki 僕は、出来る限りファミリー一人一人と接していきたい気持ちを強く持っています。互いに顔を見合せながら想いを交わしあってゆく。そうやって、どんどん大きな家族を作っていけたら。まずは、直接会いに来てくれたら嬉しいです。
TEXT:長澤智典
Daiki Web
http://daiki.asia/
★LIVE情報★
★LIVE情報★
3月16日(水) 名古屋SOUNDNOTE
4月22日(金) 下北沢MOSAiC
Daiki ONEMAN LIVE
4月10日(日) 名古屋SOUNDNOTE
7月9日(日) 下北沢MOSAiC
8月20日(土) 名古屋SOUNDNOTE
9月4日(日) 下北沢MOSAiC
10月22日(土) 名古屋SOUNDNOTE
11月27日(日) 下北沢MOSAiC
マンスリーゾロ目アコースティックライブ
「Daiki’s Life 365」
会場:幡ヶ谷36°5
4月4日(月)
5月5日(木・祝)
6月6日(月)
7月7日(木)
8月8日(月)
9月9日(金)
10月10日(月・祝)
11月11日(金)
12月12日(月)
Daiki kimi/Sweet Heart DEMO音源
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