2016-09-18

たんこぶちん、デビュー3周年記念ライブで見せた成長と“絆の強さ”

たんこぶちんが9月15日にデビュー3周年記念ライブ『デビュー3周年記念ワンマン~たんこぶちん変身ノ巻~』をTSUTAYA O-WESTで行なった。

ボーカルのMADOKAは「デビューからの3年間は、本当に濃かったです。ライブを楽しむための過程で苦しんだり転んだこともたくさんありました。でも、その度に立ち上がって、新しい始まりがあって絆が強くなっていくのだと感じています」とこれまでの3年間を振り返り、新たにスタートする4年目への力強さをにじませた。

3周年の名にふさわしく2ndシングルの「シアワセタランチュラ」や1stアルバム収録の「We Gonna ROCK」など初期作品も余すことなく披露。「正直なところ、みなさん以上に私たちのほうが楽しんでいます」と語る通り、誰よりも演奏やライブを楽しむメンバーの姿がそこにはあった。

これまでのライブを振り返るコーナーでは、デビュー直前の2013年3月に自分たちの母校である小学校で行なわれたライブを挙げ「その当時は、持ち曲が5~6曲しかなくてワンマンライブといっても30分くらいしか演奏することができなかった。しかも、1stシングルの「UJI UJI」を本編とアンコールの両方でやったんだよね」など、当時ならではのエピソードを教えてくれた。

そこから徐々に動員を増やしていった彼女たちは、昨年の『「TANCOBUCHIN vol.3」リリース記念ワンマンライブ』では、全会場でSOLD OUTを実現。今年の3月に行なわれたツアーではオープニングSEを自分たちで作成するなど、"自分たちのステージ"というものに対する意識も大きく変化したように感じられる。彼女たち自身も「1本1本ライブを重ねることで、私たちは成長させてもらった」と語っている。

また、今回のライブでは新曲「サマーソング」を初披露。思わずどこかに出掛けたくなるようなパーティチューンに「本当は、もっと早く披露したかったんだけど…」と過ぎていく夏を振り返ったが、「でも、このライブまで取っておきたかったんです!」とファンと共に会場を夏一色に染め上げた。

アンコールでは、デビューシングル「ドレミFUN LIFE」を演奏。当時高校生だった自分たちのMVをバックに演奏する彼女たちの姿は、すっかり大人の女性へと変化していた。来年は、バンド結成10周年となるたんこぶちん。デビュー当時の初々しさに力強さが加わった彼女たちはこれからどのような変貌を遂げていくのだろう。美しい蝶へと変身を遂げた彼女たちの姿も見たいものである。

なお、ボーカルのMADOKAは「吉田円佳」名義で2017年秋公開予定の映画『二度めの夏、二度と会えない君』のヒロイン「森山燐」役として出演が決定している。同作は、不治の病を患う転校生・森山燐と彼女に恋心を抱く男子高校生の関係を描いた青春ラブストーリー。MADOKAにとって初の映画デビューということはもちろん、劇中歌をすべてたんこぶちんが担当するということでファンにとってはたまらない作品になりそうだ。

■映画『二度めの夏、二度と会えない君』公式サイト
http://nido-natsu.com/

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