誰もいない朝の路地裏。
濡れた朝顔。
静かに町を流れる風。
色付く景色。
傷つくことに慣れた体。
哀しい素顔。
形にすら
ならない気持ち。
無意味な自責。

ビルの壁に咲いた抜け殻。
乾涸らびた夢。
鈍い光に輝く唄。
眩しい悲鳴。

人の波にゆられて遊ぶ、
逃げ水が追いかけてくる。

誰からも、
「嫌われたくない。」
「嫌いたくない。」
「しょうがない。」
上辺だけで作られた、
その良く出来た笑い声!

僕の声が届かない。
つじつまを
合わせるばかり。
嫌な汗が止まらない。
誰の気持ちもわからない。

夏の日。 回る扇風機。
指を入れて遊ぶ。
おかしい僕に。

ビルの壁に咲いた抜け殻。
乾涸らびた夢。
鈍い光に輝く唄。
眩しい悲鳴。

風の音にゆられて謳う、
葉桜が朝日に燃える。

誰にでも優しく
なんて、 「なれない。」
「出来ない。」
「したくない。」
正しいまま傷つくこと。
それが必要なんだ!

逃げ出すのをやめなくちゃ、
何かが壊れてしまう。
割れた背中を手でなぞり、
目を閉じて握り潰した。

夏の日。
燃える蝉の声。
今、旅立ちの時。
新しい朝に。

歩き出す


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