降り続く雨の中で
虚ろげに空を見上げていた
限り無く広がる果てに
自由を求める鳥の群れが鳴いていた

失った笑顔の数だけ
決して裏切ることは出来ないのだと
何度もそう心で呟いた

たとえどんなに傷ついても
どれだけ傷つくことになっても
誰にも僕は止められない

僅かな光を見つければいい
今は太陽があがらなくても
「降り出した雨はいつかやむんだね…」

歩き疲れていた君は
手の中で消えてゆく夢を抱いていた

この命が尽きたとしても
忘れられない大切なことがある
同じ時代を共に戦ったこと

たとえこの声が届かなくても
二度とあの頃に戻れなくても
叫び続ける僕がいる

どれだけ時代が流れても
体を揺さぶる想いのままに…
戦い続けた証は残るから

誰もが生まれてきた意味を
探し続けている

たとえどんなに傷ついても
どれだけ傷つくことになっても
誰にも僕は止められない

僅かな光を見つければいい
今は太陽があがらなくても
「降り出した雨はいつかやむんだね…」

「そうさ、この雨はいつかやむんだね…」



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