D/名もなき森の夢語り

Like a Black Cat ~無実の罪~

D


word: ASAGI music: ASAGI

『名もなき森の夢語り』収録

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  • 追っ手が迫り霧に身を隠す

    小屋は取り囲まれ罵声が窓を割る
    悪意に満ちた目は私を罪人に仕立て上げた

    祈りは救済

    裏口を飛び出し森へと逃げ込んだ
    息をつく間もなく走り続けて倒れ

    艶めく夜を纏い月の瞳をした
    私の可愛いおまえだけはお逃げ

    どれだけの無情な血が流されて行くのだろう
    昨日までの日々 嘘のように消え
    私を案ずる人はもういない
    どれだけの責め苦が待ち受けようと屈しはしない
    認めてしまえば私の心は穢れてしまい
    神は遠ざかるでしょう

    真を知らぬは神への冒涜

    偽りの神父は偶像を宛てがい
    私を魔女と呼び自白を迫り縛る

    火刑の炎に身は焼かれるのでしょう
    無実の罪はきっと神が晴らす

    どれだけの犠牲を積み重ねて作り上げた
    聖者に扮しても心の澱みを隠し続けることはできない
    どれだけの責め苦が待ち受けようと屈しはしない
    認めてしまえば私の心は穢れてしまい
    神は遠ざかるでしょう
    潔白を守り抜く

    外なるは滅び 内なるは生 信ずるのみ

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