まとわりつくような眼差しで
いつも僕を見るね
その度増していく苛立ちに
君は気付かないね

道化師が指差した方角を歩いている
行先きは彼のみぞ知る
二度とは戻らない関係に縋っている
君に今最後の言葉

月日を重ねれば今よりも
僕を求めるよね
その度堕ちていく自分さえ
君は気付かないね

道化師が指差した方角を歩いている
行先きは彼のみぞ知る
引き止める細い腕 苦悩を物語っていた
満月が照らす

もう少し演じていれば
君の願いも上辺だけなら叶えてあげられた
濡れた瞳と震える肩を
感情も持たずただ眺めていた

道化師が指差した方角を歩いている
行先きは彼のみぞ知る
抱く程駄目になる事まで解っていた
満月が照らす

もう少し演じていれば
君の願いも上辺だけなら叶えてあげられた
濡れた瞳と震える肩を
感情も持たずただ眺めていた

もう少し演じていれば
君の願いも上辺だけなら叶えてあげられた
ヒドクぼやけた後ろ姿を
感情も持たずただ眺めていた


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