175R/「手紙」

夏・ハナビ・17才

175R


word: SHOGO music: SHOGO

『「手紙」』収録

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  • 夜空に見えるあの花火を
    探していたあの日の僕ら
    もっと遠くまで走っていけば
    追いつきそうな気がして

    何もかもが愛しくて
    君の顔を見つめてた

    何もなくてもきっと良かった
    くだらない事で二人笑えた
    さびた自転車カギをなくして
    はしゃいでる僕らがいた

    カギを探す事より
    もっと大切なモノ探してた

    二人の夏がやがて思い出に変わってく時
    遠い空を眺めた僕らは笑えるのかな

    二人で行った夏祭りで
    人ゴミの中つないだ手と手
    離さないように 強く握った
    時よ止まれと願った

    流れていく雲見つめ
    夏の終わり感じてた

    全てがうまくいくと思ったあの夏の日
    季節が変わるように
    僕らも変われるのかな

    二人だけの広い海
    夜空を見上げて僕らは笑う
    何もかもが楽しくて二人花火眺めてた

    どこまでも続く遠い夜空の下で
    時間を忘れたように
    僕ら走り続けた
    全てがうまくいくと思ったあの夏の日
    どこまで追いかけても
    遠くに見えた花火

    二人笑いあった


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