手の平のなか広がる夏の空
青いボレロ似合っているよね
吐息がほらこんなに自信なさげに
濡れた羽にこぼれ落ちそうさ

あぁ僕はここにいるはずさ

ハロースワロー飛んでゆけ

雨はもう止むさ
窓は開いてる
さあ飛んでゆけ

昔僕が書いた渡しそびれた手紙
君とずっと一緒に居たいってね
僕のなかのツバメは寂しそうに
羽をたたむ準備しているよ

あぁ僕は君の手をとった

ハロースワロー飛んでゆけ

あぁ僕は今気付いた
君を血が滲むくらい抱きしめたい


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