白い息に取って代わる言葉が見当たらない
白い息を何処に吐けばいいのかわからない

賑わいだす前の街路樹が枝を切られていく
一本電車を遅らせる理由でさえ見当たらない

もう何もかもが決まっていて
それに逆らえないことも決まっていて
ただ僕ら色んなことをして
気付けば大事に抱えていた

遠く星を渡るときは
いつでも私は切符を握り締めて
これからは独りぼっち

咳き込む人の海の中
何処に行けばいいのかわからない
賑わいだした街の中
明日を待ってる

もう何もかもが決まっていて
それに逆らわないことも決めていて
本当に僕ら色んなことをして
気付けば大事に抱えていったね

遠く星を眺めていた
決まって私は未来を指でなぞりながら
“これから”と独りぼっちで描いていた

言い訳に取って代わる言葉が見当たらない
ずっと待っていた扉はすぐそこまで来てしまって
ただ僕らは生きていくだけなのに
わからないことばかりだ

遠く星を渡るときは
いつでも私は鞄を抱きしめていた
これからは独りぼっち

気付けば切符は皺くちゃで
本当に私はまた色んな馬鹿をして
生きていくだけなんだと
鞄を下ろして 電車が止まったら
一人で歩いていくんだと


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