遠い季節に黄昏れていたね
砂上の楼閣の様に静かに君が
崩れていった
大それた気持ちは流されて
交わした言葉達ももう思い出せない
それでも街行けば君を捜し
重ねてはため息に消える
秋風をまとって
誰を想っているの
抱きしめて終わりを告げたね
永遠なんて信じてなかった
いくつも約束が散らばったまま
何もかも忘れてしまえばいい
君が残した「さよなら」さえ
行き場のない季節は流れ
取り残された眩しい時を見つめている
大げさだと笑われていたね
そこに嘘はなかったよ
悪戯にほほ笑む
君に焦がれてた
終わることのない君だけを
願ってもむなしくなるだけ
秋風誘うからもう行かなくちゃ
いつの日かめぐり逢えたなら
ため息の中 君が消えた
たばこの煙が空に溶けていく
見つめる先の君を捜すように
抱きしめて終わりを告げたね
永遠なんて信じてなかった
いくつも約束が散らばったまま
何もかも忘れてしまえばいい
君が残した「さよなら」さえ
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