歩き続けた無の音、滲む絵 角無く浮かび示す月と詠む 多面体の景色が知ること無く彷徨い 「此処は何処」と 真に触れた時、実を食すその知と成る 忘却の河で カタチの無い心が此の牢獄の中 共に鳴く 思い出せぬその絵を眺めることの意味は慣れ合うこと さあ、もう気が済んだだろう だから終わりにしよう 止む風 吹かれる背 病む声 叫び消え 一瞬の認めし識、思い知る後の無を 忘却の河で カタチの無い心が此の牢獄の中 共に鳴く 通ずる出口に差し込む目 心に在る変わらぬもの 其れが在るから人は全ての意味を知る
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