「貴方のようにはなりたくないの」 そしてこの耳を潰したくなる
「貴方のようには決してならない」 見事な嘘など踏み付けたくなる

案外何もかもが この手に在りそうな気がしてるのに

「私ならどうにでもなる」と 手当たり次第放り投げてみる
この身体が血を噴き出す程 ぶつかれる壁があればいい

貴方のようにはなりたくないの ずっと内部(なか)で高鳴り続けるのは
貴方が教えた聖書の裏側 “足りなかった”なんてよく在る結末

ねぇいい景色だと思う? 貴方が愛を押し込んだ瞳(め)に映るのは

「私ならどうにでもなる」と 荷物を置いて走り出してみる
説明など敵わないくらい 真っすぐに進めればいい

案外何もかもが この手に在りそうな気がしてるのに

いつになればこの仕組みが 狂い始めてくれるのだろう?
いつから全ては儚さを 増して行ったのだろう?

「私ならどうにでもなる」と 手当たり次第放り投げてみる
この身体が血を噴き出す程 ぶつかれる壁があればいい
ぶつかれる壁があればいい
ぶつかれる壁があればいい


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