分かってるのはその事実だけで
ただ互いの事、守りたいだけで
「呼吸が下手みたい」
そう呟いた日
「それ」に気付かずに笑っていた

最後の日

まだ、覚えている。

言い様の無い程、不安にかられて
何度も何度も訊ねては困らせてみたり
その度に僕を諭すような瞳に
言葉を失う、愚かな有り様

まだ、覚えている?

まだ、怒ってる?

蝉の叫びに目眩すら覚える
いつもと変わらない澄んだ午後に

君は消えた。

「写真なんてもの残さなかったら
悲しいことを思い出す事もないわ」

「素敵な日々だといつか言える様に
残しておくんだ」
とそう答えたその時の表情を

まだ、覚えている。

まだ、悔やんでいる。

芽吹く生命が彩る季節に、
やがて訪れる死の季節の果てに
幾度も声を掛け続けても
君は、粗末な箱の中で

瞳を閉ざしたまま。

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