幼すぎた僕らは閉ざすばかりで
無知ゆえの残酷さ振りかざしていた
壊れたらまた直せばいいと開き直り
身勝手なこの安息の世界に居座り続けたんだ

「もし願いが一つ叶うなら…」
果てなく 深く やり場のない後悔が
苦しいよ 誰か僕を殺して

雨音は途切れ 風は冷たく揺れ
いつかした約束は僕らを残して消えた

かよわく ささやく 君の「…さよなら」
時が経てば忘れられるかな

枯れ落ちてしまった君と植えた花
頬をつたうのは大粒の涙

あの頃の赤い花はもう二度と咲きはしない
悔やんで嘆いたって曲がらない現実
時だけが過ぎてくなら
いっそ枯れ果てた花と苦しみを持ったまま
前を向いてみるよ

まぶたに映るモノクロの君は
僕らを優しく包んでくれていたんだ

悲しみを少しずつ優しさに変えながら
赤い花の種に水を注いだ
君の居る世界から僕らが見えていますか?
たまには舞い降りて僕らに笑いかけてよ


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