るう゛ぃえ/from end.

今は亡き砂上の楼閣

るう゛ぃえ


word: てまり music: けいと

『from end.』収録

  • 0
  • 0
  • 東から来た王様は月の満ち欠け頼りに
    金色の海原の果て求め彷徨った。
    西から来た商人から赤い花を買いました。
    せめてもの手向けに、と
    そう考えたのでしょう。

    『やがて枯れてしまうけれどその様こそが美しい』
    『もしも失うものが無くば、それは死に等しい』と詩人。

    月の影に花は満ちて足跡そっと照らし出す。
    泣けど病めど帰らぬ時
    その儚さを確かめる。

    僕はこの果てしない絶望の先に
    希望という名の安息を
    ずっとずっと探してるんだ。

    眠りにつく場所を。

    罪の意識を孤独感はその胸を締め付けた。
    飢えと渇きに苛まれ遂に声は死に絶えた。

    力尽きて膝をつけば
    宵の絨毯敷き詰めた
    空にその目奪われて
    二人見上げた日々、走馬灯。

    星降る夜、遠い宴。
    君の手を取り歩く僕。
    ほうき星に願い込めて
    笑ったあの日思い出す。

    まだ僕はもう少しだけ歩けるよ
    約束を守らなくちゃ
    透明に繰り返していた
    言葉を届けに。

    花降る夜 月は零れ
    君を優しく映し出す
    届く距離と手を延ばした
    それでも、

    まだ、

    まだ、

    ―まだ。

    砂の上に燃える城は一夜の風に崩された。
    そのとき君は誰を想い、何を求めて生き絶えた?

    『ただいま』と僕は一言呟いて
    この場所で眠りに落ちるよ
    次に目覚めたそのときに
    ―君に逢えるように。

    おやすみ。

     ROCK LYRICをフォローする!

    フォローすることでROCK LYRICの最新情報を受け取ることが出来ます。

    歌詞リンクURL  ⇒

    ※この歌詞をHPやブログで紹介する場合、このURLを設置してください。

       from end.へのコメント

    まだコメントはありません
      歌詞閲覧履歴