やがてぼくらは越えてゆくだろう
冬の吐息も夏の陽炎も

悲しい記憶の蓋が開いたら
この手必要かい この手

ふれても ふれても
遠く離れていた
何度も ほら何度でも
涙こぼれ落ちた

眩しい色彩も石のような空も
見つめあうことさえも越えてゆくだろう

凍えていた夜明けを
今もう一度この手で

ふれたら ふれたら
何か変わるならば
何度も ほら何度でも
明日を願うならば


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