生きて死んでゆく 僕たちはどこへゆく
シリウスもカノウプスも 今日はやけに眩しい気がするよ
僕の輝きは 電球の光のよう
強引で嘘つきで 落とせば弾けてしまう

六畳一間の暗がりの中 背中を丸めてふさぎこむ
モゾモゾと羽のない虫さえも もがいてるのに

そっと そっと こぼれないように
栓をキュッと差し込んでも
そっと そっと あふれてゆく
ため息にのって

空が0.3センチ位ずれている
僕が持つアンテナは 今日も調子が悪かった

やめたはずのタバコに手を伸ばす 懐かしくて湿気た味だなぁ
冷めたお湯につかっているようだ ゆるり ゆるり

そっと そっと こぼれないように
栓をキュッと差し込んでも
そっと そっと あふれてゆく
ため息にのって

湯気にむせながら ラーメンをすすったら
はなみずと一緒に 悲しみも少しでた
静寂 優しい 包まれてく

そっと そっと こぼれないように
栓をキュッと差し込んでも
そっと そっと あふれてゆく
ため息にのって

もっと もっと もっと もっと もっと もっと、


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