闇を照らす毒々しい原色の電飾が瞬く夜
眠らない街角に足音が一つ消えていった
冷え切ってしまった小さな心の暗がりを
電飾は照らしてはくれなかったんだろう…

いつからだろう現実を知るたび卑屈になっていった
不穏渦巻く眠らない街に溺れて沈んだ君に
僕の声は届かなかった

君の声小さくなり…
やがて 消えてしまった

君が悲しまないだけの”理由”がまだこの世の中に在れば
今頃 違う未来や 違う世界を生きていたのかな?
空に向かって両手を伸ばしても 君には届かないから
今は叶わない願いをただ切々と祈るよ…

君の掠れた涙声も 君の心の闇も
気付いていたんだ 分かっていたのに

手を差し伸べることが出来ない立場と逃げたあの日の僕には
そもそも君を救うことなど到底出来なかった だけど
まだ記憶の中には消えないで欲しかった…

呼吸を止めて 瞳を閉じて 君は何かを求めていたんだよね?
本当に君に必要だった”理由”は 何だったのかな?
君がこの先臨むべきだった世界も 限りのある未来でさえも
僕には唯繋ぎとめておく事すら出来なかった

誰だって明日に怯えて眠る夜もあって
君だけが特別じゃない 不幸なんかじゃないんだよと
君にはもう届かない

夜が終って 朝が訪れても
朝はもう二度と君を照らせない
なのにこの現実は同じ景色ばかり見せるんだ
今も

君が悲しまないだけの”理由”がまだこの世の中に在れば
今頃 違う未来や 違う世界を生きていたのかな?
神様 空に声を嗄らす程叫ぶから 君に届けてよ…

君 死せし街の空は尚 不可解な色に微睡んだ

せめて
覚めないはずの夢から目を覚ますと其処は何処か別の世界で
其処には君を包む希望が限りなく溢れていますように…

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