寝息たてる住宅街を抜けて
君にすこし会いに、急いだ
都会(まち)の夜空もがんばってくれてる
胸に10代の自分が取り憑いてしまったみたいだ

「君がいない=ひとりぼっち」なんてさ
嫌ってほど孤独を飲み干した僕なのに
はじまってしまってるんだ

いま、君に恋した
僕が見てる世界は今日も 君色20,000色で
夏祭りのような 刹那さじゃない
明日の君に憧れつづけているから

星がふてくされようが、知らない
星を見てる君が見たいだけ
長く長く続いた夜も
君と過ごせば いつも足りなすぎて困るよ

君薫る風に、
君だけの足音に、
君がいる季節に、
忙しさすべて忘れて
僕はもうはじまってしまう

初恋のようさ
僕が見てる世界は今日も 君色小説で
クリスマスツリーのような ごまかしもいらない
この想いを何より輝かせたいよ

僕の想像力なんて、君は
水たまりをよけるように
飛び越えてしまう

初恋のようさ
僕が見てる世界は今日も 君色20,000色で
夏祭りのような 刹那さじゃない
明日の君に憧れつづけていくから

何回も恋した 同じくらいのさよならもした だけど、僕は
いま、君が好きだ
初めてじゃないこの恋を 終わらない最初の恋にしよう

最後の恋にしよう


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