夢を見てただけと ひとり呟いてみる
枯れた花をまずは 片付けなくちゃね
激しく抱き合った事さえ忘れてゆくでしょう
やすらぎをくれる人の側で
ふたりは夕立の中を走り抜けて笑いころげた
あなたに恋した時計の中でだけ少女でいられた
それだけのこと
あのひとが教えてくれた 痛みのせいで
静かに泣くことを わたしは覚えた
心はあの日にもどりたいわたしは戻らない
夏の日差しは 似合わないでしょ?
今夜もいつもどうりに 幸せだけのキスをするのね
9月の乾いた風に 吹かれながら肩をすくめた
これでいいのよね
ふたりは夕立の中を走り抜けて夏を重ねる
あなたに恋した時計の中でだけ少女でいられた
それだけのこと
ふたりは
ふたりは
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