僕の傘の下の地下世界
朝のタイルは無機質に
トンネルの向こう見ず
知らずに

まわるまわる気色悪い
泥水と宝石のような雨
傘先でかき混ぜた
退屈のスープをどうぞ

まだ上がらない雨 弾く
傘が歌い出すメロディは
幼稚な少年さながらの
思考 掻き立てる

天井の抜けたアナウンス
切符はもう 待ちぼうけ
水銀の水たまりに映る
プラットホーム

『黄色い線の内側へ
お下がりください。
まもなく
恒星経由銀星行きの
列車が参ります
途中何も 言えず
歌えず枯れてしまっても
列車は止まる事はありません。』

駆け込んだ日
地下鉄の雨はもう止んで
離れてゆくトンネルは
スピードのまま銀色に溶けた

あの日傘の上で踊る
雨の声が教えてくれた
トンネルの向こうに
ある世界が見たい

廻る景色 スライドショウ
後悔は何も写らない
傘先に残る退屈はもう見えない

『手荷物はご自分で
管理なさってください。
まもなく
恒星経由銀星行きの
列車が発車します
途中フレアが誘惑して来ます
決して衛星と
ぶつからないように』

駆け込んだ日
地下鉄の雨はもう止んで
離れてゆくトンネルは
スピードのまま銀色に溶けた

駆け込んだ日
地下鉄の雨はもう止んで
真っ暗やみの世界でも
光がぼくにはみえた

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