銀の線路を一人歩く可哀想な鉄の兎

踏み外した事も誰も気付かないだけで

ゆっくりゆっくり足元から錆びてゆくのも誰も気付かないままで…

『誰か僕を強く抱いてよ』外装は無く中身だけを

『誰か僕を強く抱きしめて』形、解らなくなる前に

何層も塗り返しても、何度も組み立て直しても…

壊れた腕で直せるものならどうか…

『誰か僕を強く抱いてよ』外装は無く中身だけを

『誰か僕を強く抱きしめて』形、解らなくなる前に

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