暑い陽射しを覆う秋の雲
夏の名残りを吹き消すように
紅く色づき始めた私と
あの木をそっと雨で濡らす

最後の夏と知ってたから
余計に考えて
冷たい夕立に目覚めた
今ごろ解った

抱いて抱いて抱いていつでも優しい横顔
離せない程 大好きで
燃えて燃えて枯れた夏の恋に触れた
今も大事な人なのに

そして季節は変わり秋の空
あの日の君は 嘘の様に

なだれる風と 同じ速さで
冷めてゆくのが 時の定め

一緒の夏を 知ってたなら
綺麗に まどろんで
日焼けの火照りもそのままに
きっと むさぼってた

咲いて咲いて咲いて 今もっと 感じていたい
現実じゃない程 大げさに
泣いて泣いて泣いて全部忘れましょう
もどかしいけど 愛してる

抱いて抱いてその優しい横顔
離せない程 大好きで
燃えて燃えて枯れた夏の恋に触れた
今も大事な人なのに


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