旅路(たびじ)を行(ゆ)くは一方(ひとかた)の
畏(おそ)れを知(し)らぬ剛(ごう)の者(もの)
七分(しちぶ)過(す)ぎたるその刹那(せつな)
見(み)る目(め)適(かな)わぬ巨大(きょだい)な壁(かべ)が

上(うえ)を下(した)へと取(と)り乱(みだ)し
途方(とほう)に暮(く)れて立(た)ち尽(つ)くす
明日(あす)の宵(よい)には山越(やまこ)えて
邑君(むらきみ)の許(もと)着(つ)かねばならぬ

嗚呼(ああ) 繋(つな)ぎ止(と)めた明日(あす)が
音(おと)もなく遠(とお)ざかり
繰(く)り返(かえ)す遺響(いきょう)の囁(ささや)き

想(おも)いは潰(つい)えたと泣(な)くより
この身(み)が朽(く)ちる際(きわ)まで 弛(たゆ)みなかれ

忌々(いまいま)しくもとぼとぼと
兵(つわもの)どもが夢(ゆめ)の跡(あと)
諦(あきら)むことも口惜(くちお)しく
持(も)ちたる杖(つえ)で裾野(すその)を掃(はら)う

信(しん)じ難(がた)きやおとろしや
何時(いつ)しか壁(かべ)は消(き)え入(い)らむ
八方(はっぽう)の手(て)を尽(つ)くさねば
答(こた)えは出(だ)せぬ此(こ)の世(よ)はをかし

嗚呼(ああ) 咎(とが)認(みと)めたはずが
声(こえ)もなく立(た)ち竦(すく)み
蒸(む)し返(かえ)す回向(えこう)の呟(つぶや)き

想(おも)いは潰(つい)えたと泣(な)くより
この身(み)が朽(く)ちる際(きわ)まで 弛(たゆ)みなく
想(おも)いは潰(つい)えたと泣(な)くより
この身(み)が朽(く)ちる際(きわ)まで 弛(たゆ)みなかれ

 ROCK LYRICをフォローする!

フォローすることでROCK LYRICの最新情報を受け取ることが出来ます。

歌詞リンクURL  ⇒

※この歌詞をHPやブログで紹介する場合、このURLを設置してください。

   百鬼繚乱へのコメント

まだコメントはありません
  歌詞閲覧履歴