冷たい水の底で
死を待つように横たわる
幾年数えたのか
この身は朽ちてゆくばかり

見上げる水に揺れる白い月
貴方の骨のように清い光で私を刺す

嗚呼 叫びは泡と消えてゆく
嗚呼 貴方の流した血に濡れた
喉が今も紅い

貴方を殺めたのは
消し得ぬ鱗の欲望

嘲り嗤うように歪む月
愛した人を喰らう様を
その身に移さないで

嗚呼 終わらぬ水の地獄なら
嗚呼 血濡れた鱗の罪に泣く
この息の根を止めて


月は総てを射抜く光で
私の骸を晒すのでしょう

嗚呼 終わらぬ水の地獄なら
嗚呼 血濡れた鱗の罪に泣く

この息の根を止めて

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