夢に惑い 人影追えば
眼に映りし そこは楽園

其の枝寛げ 迎えし姿
黄金の実 抱えた木々よ

亡者のように狂い
我も我もと両手を伸ばせば群がる人の姿
まるで地獄を彷徨う餓鬼なり
貪り喰らう者は
あれよあれよと地べたに平伏し
見る観る内にさても
変わり行く

戒めを解き 羽を翳し 醜い穢れは 蟲の如く

我に孵り 辺り見渡す 溜息吐き 見つけた物は

間誤う事無き先の
鈍く輝く恍惚の柘榴
狼狽を隠すべく
瞬く眼幾度も擦れど
紅玉の様な果実
剥き出し誘う淫らな妖し
頬張る口に洩れる

緋い露

円陣を組み 焔を焚き
蚕糸を吐き出し 繭に埋もれ
燐紛を纏い 風を掴み
現世の闇に 蔓延らせて

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