夜が明ける前にもっともっと聴かせて

揺れる街から抜け出そう 手のひらサイズの空を手に
奏でる調べは今ぼくだけの子守唄

消えないようにぼくは願う 消えないよってきみは笑う
確かめたくて伸ばした手が報われた そのままで

夜が明ける前に少しでも遠くまで行けたら
夢が覚める前にもっともっと聴かせて

名前のないこのココロに名前をつけてくれた人
星のないこの空からヒカリをくれた人

なにか足りなくてなにが足りなくてぼくは一体だれだろう
星が回るとぼくも回るから変わり続けてゆくのだろう

消えないようにぼくは願う 消えないようにきみと祈る
それさえもほら消えそうで伸ばした手は

消えてしまうと知るぼくは 消えてしまうと知るきみと
知らないフリしたウソツキだ 東を背に逃げ出そう

早く夜が明ける前に少しでも遠くまで行けたら
夢が覚める前にもっともっと

泣いてしまうと思ったんだ 打ち明け話のヒミツに
きみの描くウタをずっとずっと聴かせて

聴かせてよ


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