孤独さえ脆く崩れて
寡黙なその愛を 憂鬱なその笑顔を愛して哀深く また流す体温を
愛憎の淵へと綴る悲嘆の花
涙も枯れる無の花
右腕流れ行く その痛み重ねては
足りない幸福を 憎しみを嘆くから
深く深く切り刻む鼓動の果てから覗くそこにあるのは果てしない朦朧
陽炎 貴方をさらう 燃え尽きる鼓動を裂く
抱いたままの その悲しみが
また溢れだす 止まらない
鴉 夕暮れの闇 影を踏む貴方を知る
泣いたままの その憎しみが
ただ写し出す あたしだけを
もう少し このまま沈ませて
千切れそう ひとりでもいいから
落ちてゆく 意識もない其処へ
これ以上 もうみたくないから
薄れゆく悲哀に染まった感情
数え切れぬ星の無い夜だと
途切れそうな呼吸さえ響くそこは朦朧
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