今まで 星の数ほど嘘をついて 本音ばかりを擦り減らした
その度心はひび割れて 脆くも壊れそうになった
自分を見失わぬように 闇の中目を凝らしたら
見上げた青い星は あるがままで美しかった

思えば あの星に名前がなくても その光の色は 変わらず瞬くだけ

星の欠片が流れて 光が砕ける夜に
大袈裟な神話はなくても 輝いて
名もない銀河の粒が人知れず潰えた またひとつ 誰のせいだろう

いつでも 君は他人の悲しみさえも 分かち合おうとしてたけど
その度心は傷ついて 見るも無惨に砕け散った
それでも君がやさしさを 誰かのために祈るなら
見上げた星のように あるがままでいてほしいんだ

例えば もし君に名前がなくても その命の価値は 変わらず胸の奥で

君の涙が流れて 心が砕ける夜に
分かち合う言葉はないまま うつむいて
名もない孤独の粒が人知れずこぼれた またひとつ 誰のせいだろう

理想という名の型に無理にはめこむほど
形などないはずの心が壊れてまた 欠片がこぼれ落ちた

いくつも涙が流れて 心が砕けた夜に
形のないものなどないこと分かっても

星の欠片が流れて 光が砕ける夜に
叶わない願いを僕らは願うのか
名もない心の粒が人知れずこぼれた
名づけるのは 何のためだろう
砕けるのは 誰のせいだろう


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