あじさいの花がひとつ咲いていました
小雨まじりの梅雨の宵
鉄道線路行ったり来たり
可愛いひとがひとりきり立っていました
いたずらそうなくちもとが
春の風を強請るんです
西洋看板並ぶ通りに薄い霧が降りて来て
そっと手を引かれるまま暖簾をくぐりました
二階の窓の簾越しやまぶきが覗けば
花は咲けども実はならず
湿った空に溶け出します
可愛いひとはぼんやりと畳を見つめ
ふっと夜が横切れば
白い笑顔見せるんです
さいだぁのストロオに細い指をからませて
遥か遠い蜃気楼できみが笑いました
濡縁側に花鋏うち捨てられて
畳の目からにじみ出す花を切るの忘れてます
さいだぁのストロオに細い指をからませて
遥か遠い蜃気楼で袖を引かれました
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東京へのコメント
「東京」と聞いて連想するものは?って聞かれたら「サニーデイ・サービスのセカンド」って答えてしまうくらい強烈な印象のアルバムでした。
高校卒業後、上京して最初にかったCDなので思い入れも強いです。
フォーク・ロックというジャンルを知る切っ掛けになった作品でした。
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2019-03-06
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