僕等を乗せてカルハズミ号
ロケットは飛ぶ 世の果て目指し
行き先は銀河系ヒト世星
途中ユメトキボウの流星群
見つけた方はカチグミの席に
見えない方はマケグミの倉庫
マケイヌと言う小さな星で
乗員数の調整が開始
その星にいる人達は皆
羨望と嫉妬の目をしていた
「お知らせします 乗員数調整のお時間です
マケグミの倉庫の中に 夢を隠し持ち入れた方が居るようです」
その若者は小説家志望 宮沢賢治に憧れて
遠い田舎に母親残して 夢を掴みに都会に出た
涙ながらに「こんなはずでは!」と叫ぶ若者連れて行かれ
マケイヌ星の人の流れにいつしか見えなくなっていきました
凡人なボーイ
凡人なガール
ロケットは飛ぶ夢を突き抜け
ジンセイと言う星空越えて
この旅はまだはじまったばかり
まだ光は見えてるフリをして
僕は窓の外を見て行きます
僕は窓の外を見て生きます
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