誰もいない静かな部屋で
耳をふさいだ
何も聞こえないくらい
きこえないはずの
音無が僕を押し潰そうと
あたりを包む
僕は怖くて両手でまた
耳をふさいだ
潰れるくらい
時計の針が刻む音すらも
雨が屋根を叩く音さえも
深々と沈む僕の近くで
音無と手を繋いでる
ららららららら
音無はほら、キミの隣にも
もうすぐ僕は跡形もなく
さいさくなって無くなりそうだ
ららららららら
いっそこのまま
音無に身を委ねて
僕は僕を無くして
僕はボクナシになって
音無き歌をうたう
ららららららら
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