もし僕が死ぬときは涙など見せないで
なんて事を思いつつも
本当はやっぱり少しだけ泣いてて欲しい
誰かの心に居たい

夜の闇をバスが走る
まるで時間を泳ぎながら
どっかに僕を連れて行くような
何でだろう 僕はいつも
少しだけ淋しくなる
眠れなくて息を潜める

ふと外を見れば

ガラス曇った窓の外は
ビー玉ばら撒いたようだった
時計を見て僕は眠った
少なくとも眠ろうとした

夜の闇をバスは走る
僕やあなたや彼や彼女の
いろんな思いを乗せながら
昨日と明日の間に滑り込んだ
あいまいな僕達の思いを乗せながら

ガラス曇った窓の外は
ビー玉ばら撒いたようだった
時計を見て僕は眠った
少なくとも眠ろうとした

僕は何かを確実に失いながら
それでも何かに向かいながら生きていくんだ

ガラス曇った窓の外は
ビー玉ばら撒いたようだった
時計を見て僕は眠った
少なくとも眠ろうとした


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