太陽に暈がかかっていた
歪んで水面に浮かんでいた
記号のような言葉だけが
次々と降り積もっていった
どうして涙が出るんだろう?
夕立、バラバラと爆ぜるように
靴音、バラバラと爆ぜるように
褪せて汚れたビルの壁
打ち捨てられた傘の骨
角のメシ屋の壁時計
アバヨ サヨナラ 午後三時

灯りは滲む 地は歪む
ぶつかり合って行き交う肩と肩
声は絶え間なく かしましく
チクショウ バカヤロウ
泣くもんかよ
下り電車の暗い窓
疲れて微かに開いた口
いつも遅れる腕時計
アバヨ サヨナラ 真夜中

夢だったのか?
嘘だったのか?
面影が濡れてゆく
涙は乾いてゆく
そこから
花を散らして風が吹く
兆して白む窓ガラス
見えぬ彼方で鳥が鳴く
アバヨ サヨナラ 夜明け前


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