太陽の届かない場所

ここは水の棺
生命は息を潜め
深層 冷酷 窒息 不協心理
そう…
止め処無い静寂
そう…砕け散るあなた
嘆きさえ 祈りさえ
あぁ…泡へ浮かんで
誘う命の音
水鏡に反射する
重なる和音と
逆流の忘却と
そう…沈みゆく眠り
そう…
回帰の果てでは
翼さえ光さえ あぁ…
死に向かって

ここは水の棺
生命は息を潜め
―艶やかで聡明な
太陽は届かない―
そう…
止め処無い静寂
そう…
砕け散るあなた
涙さえ苦痛さえ
あぁ…泡へ浮かんで
優しい眠りに彩られてゆく…
安らかな鼓動だけ
そっと響いている…
｢もぅ二度と忘れたくない…｣
あなたの鼓動を
天秤に揺られている
逆さまの空間で
今を変えたくて
あぁ…
今を変えたくて
生まれたい大地へと
あぁ…
あなたを想い…