あなたは何も言わずに
タバコくわえて出てゆくの
そして孤独な夜が来る
誰かが闇から覗いてる

私以外の誰かを
愛したのならそう言って
夢見たはずの生活も
何かに怯えて暮らしてる

嗚呼 私がもう邪魔なら
思わせぶりはやめて

駅のホームで誰かが
私の背中を突いた
怪しい自動車(くるま)に狙われた
ガラスの砂片(かけら)が降ってきた

嗚呼 あなたが望むなら
首筋に手をかけて

どうせ愛など幻影(まぼろし)
ひとり芝居のようなもの
あなたのものになった瞬間(とき)
すべてが終わってた

嗚呼 肉体(からだ)と魂を
優しく切り離して

嗚呼 私を殺る前に
お別れの接吻(キッス)をください


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