「もういいよ」最後の言葉が未だに離れない 窓越しの空を見上げ悲しそうに零した
もう身体の一部は神経まで犯され 静かな戦いの幕はあっけなく閉じた

君はもういない

静かな夜明けが訪れるその前に
曇り空見上げ 零れる月明かりと蠢く心

悲しみ 怒りを越えて

叫んでも何故 何も届かない 魂が燃え尽きるその日まで 唱うから
この目はまだあの頃のまま 偽りを曝け出す 真実を見てるから

声を聞かせて

人を信じられず 人を傷つけては 独りきりになっていた日々
愛想笑いにも少し疲れた

嗚呼 何も要らない何も見たくはない ああ 君の声が聞こえない 届かない

叫んでも何故 何も届かない 魂が燃え尽きるその日まで 逃げ出さない

朽ちてゆくこの身体 燃え上がるこの魂よ
生きてゆく生きてゆく その炎が消えるまで俺は

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