誰もいなくなった屋上に 夕陽が刺さっている
誰もいなくなった屋上は 寂しさを孕んだ
人が溢れかえる新宿に 三日月が刺さっている
人が溢れかえる新宿は 憎しみを孕んだ

グラウンドに引かれた石灰の白線上
はみ出さないように震えながら歩いている
それがすべてだった

どこにだって行ける ここに立って言える
一歩右に踏み出せばそこは 永久に続く宇宙だ

今を求めだした瞳に 秒針が刺さっている
今を求めだした瞳は ため息を孕んだ

グラウンドに引かれた石灰の白線上
始まってもないコトに怯えながら歩いている
それがすべてだった

どこにだって行ける ここに立って言える
一歩右に踏み出せばそこは 永久に続く宇宙だ

考えすぎたせい
寂しさだって 憎しみだって 張り裂ける程孕んだ頭で
石灰の白線上 ただひたすらに歩いている

どこにだって行ける ここに立って言える
一歩右に踏み出せばそこは 永久に続く宇宙だ
どこにだって行ける ここに立って言える
一歩右に踏み出せばそこは 永久に続く宇宙だ


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