穴倉から首だけ覗かせて
お天道様仰いで嚏する
泥の水が尾っぽを浸すまま
苔の生した牢屋に日が暮れる

のたりのたのた 山椒魚
のそりのそのそ 山椒魚

咎人らが赦しを求むように
彼も自由望まぬわけじゃない
屈託だけお腹に溜まるまま
微の巣食う岩屋の夜は更ける

のたりのたのた 山椒魚
のそりのそのそ 山椒魚

見ろよ 小蝦たちの舞踏
聞けよ 蛙どもの合唱

美しすぎる 優しい自然
手の届かない 悲しい景色

見ろよ 魚たちの接吻
聞けよ 羽虫どもの輪舞曲

眩いばかり 絶えざる息吹
辿り着けない 遥かな大地

知らぬが仏この世は姦しい
深い闇に目を閉じ独りごつ
春夏秋と化粧の移るまま
鼠色の獄屋に日は落ちる

のたりのたのた 山椒魚
のそりのそのそ 山椒魚

涙を拭えや
朝なに笑えや
夕べに歌えや
お前は生を受けたものだから

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