春の都にゃ 今日も今日とて 紅い仇花咲き乱れ 
下に往く者仰ぎ嗅ぎては 世は泡沫の詠をよむ

鼠小僧の引く手あまねく 浮世騒がす相死にの 
見ろや隅田を流れゆくのは 庄屋の彦一でねえか

人目憚かる想い人らは 花へ誓いぞ云い刻む 
咲けよ桜よ我らを糧に されば輪廻も影を成す

人を生きるに 寄辺無きもの 世間はそれを 夢と呼ぶ

流れ流され堕ちゆく先は ここは三途の河向う 
生まれは御江戸育ちは浪速 死ぬのは蝦夷でございます

小指結べど逝くは一人で 連れは長者の二番嫁
蟹につつかれ烏に踏まれ これも愛では浮かばれぬ

人を憎んで 止処無きもの 世間はそれを 愛と呼ぶ

庭を醜めし 黒猫来りて 己が身上語るには 
されも恨めし 殺さでおこうか 俺の前世の恋女房

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