予告どおりに別れの日はぼくらの上にやって来て
街を出ていく君と ここに残る僕とをほどいた
さよならなんて何度もしてそのたびに平気になった
だけど今度は 今度だけは
うまく気持ちをおさえられない
夕暮れの駅すべり出してく 君の電車が加速する想い

十年も二十年も君のことを思うだろう
地下鉄にゆられながら何をみつめてるの

律儀な君の照れ笑いは夕闇にすすけてたし
その上ぼくの顔はたぶん 涙でゆがんでたはず
同じ言葉で長い間くくられた夢はバラけ
君は明日へ 僕はここで
それぞれ気持ちを向けて 歩く
駅前の道こぼれおちてく 君に対する様々な思い

十年も二十年も君のことを思うだろう
人混みにゆられながら何をだいているの

(君のことを思うだろう)

ふたたびいつかめぐりあえたら
君の笑顔にこたえられるだろう

十年も二十年も君のことを思うだろう
人混みにゆられながら何をだいていくのだろう

十年も二十年も君のことを思うだろう
人混みにゆられながらそれぞれの「それから」



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