午前0時の真っ黒な海
気付けばまた来てしまった
あの日のふたり 残した足跡 探した
あるわけないのに

広げられた腕も 真っ直ぐな眼も
縋りつけず逃げてた

恋しくて 恋しくて
キミの名前 何度も叫んだ
なんにも恐がらず大声で泣けてたらよかったのかな

砂浜の上 座り込めば
黒塗りの海 月の路
白く揺れてる この路の上
行けばキミに逢えるかな

あの日の私は自分で手一杯
いつしかキミを消してた

恋しくて 恋しくて
キミの名前 何度も叫んだ
なんにも恐がらずに裸で抱き合えばよかったのかな

今なら素直に キミのことちゃんと愛せるのに
それはもう 届いちゃいけない想い
だけど大きく大きく膨らんで

恋しくて 恋しくて
キミの名前 何度も叫んだ
黒い海と白い月みたいに
溶け合うことのないふたり


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