夜と朝のさかいめで 息をしてる
砂あらしのTVがないてた

からだは 深い深いプールの底
さめきったコーヒー
そろそろねむりたい (かもしれない)

ゆうべの月は へんに黄色かったね
どこかのお菓子みたいだった
だれかが電話を鳴らすのを ずっと待ってるみたいな気持ち

だけどさゆっくりと 過ぎ去ってゆくの
この気持ちもだんだん 薄くなってゆくでしょ?
いいような よくないような わからないけど
後ろのほうへ流れていく 景色みたいに

宙に浮いたような 季節の変わり目には
さみしさが なにもかも覆いつくして 食いつくしてゆく

目にみえなくても 少しずつ 変わってゆくの
失われて 生まれて また ゆくのさ
うすあかりのカーテンのむこう
雨上がりの街が呼吸をはじめる
これから どうしようか


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